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Future Agriculture with Far East Russia Pre-master to PhD Program

事業の概要

事業の概要

本事業は、極東ロシアにおいて食料生産から流通・販売ビジネスまで含めた未来農業(高度施設園芸、植物工場、養蜂、IT利活用)を理解でき、日露の共同事業に貢献できる人材育成を目的とし、大きく3つの領域でプログラムを実行する。第一は、未来農業の中心である「太陽光利用型植物工場」と「人工光型植物工場」における環境制御、栽培技術・管理、デバイス開発に関するプログラム、第二は「植物工場」や「有機栽培」の生産工程管理、マーケティング、ライフサイクルアセスメント等に関するプログラム、第三は「養蜂」や「在来作物」のビジネスイノベーションに関するプログラムである。栽培や環境に関わる領域だけではなく、工学やマーケティングに関するプログラムを学び、極東地域における日露共同事業の柱の一つとされている、温室ビジネスや食品ビジネスで活躍できる人材を育成する。

交流プログラムの概要

プレ修士(学部2~4年生)、修士課程、博士課程を通じて、双方向の交流を行う。受入れプログラムは、人工光型植物工場を中心とした6週間のA-Trainingと、太陽光利用型植物工場を中心とした12週間のS-Trainingの2つの系統で、派遣プログラムは、ビジネスイノベーションを中心とした6週間のB-Trainingと、生産工程管理やマーケティングを中心とした12週間のT-Trainingの2つの系統で実施される。いずれも、未来農業に関わる知識(植物生理、栽培管理、環境調節、デバイス開発、施設運営、マネジメント、マーケティング等)の講義、演習に加えて、企業と連携して技術を修得するインターンシップ等で構成される。

本事業で養成する人材像

極東ロシアにおいて食料生産から流通・販売ビジネスまで含めた未来農業を理解でき、日露の共同事業に貢献できる人材育成を目的とする。未来農業は、生産過程に加えて、流通・消費などを含めた「次世代6次産業」を体現するものであることから、園芸学、工学、経営学、マーケティング等複数の領域に長けたグローバル人材が求められている。加えて、日本-極東ロシアで連携した共同事業に貢献し、マネージできる人材の育成を目指す。

本事業の特徴

本プログラムは、以下の4つの特徴を持っている。

  • 日本とロシアが共同し「極東の寒冷地」における未来農業のスペシャリストを育成するプログラム
  • 未来農業ビジネスプロフェッショナルを育成するプログラム
  • 人工光型と太陽光利用型の植物工場で未来農業を学ぶプログラム
  • 2~4回の留学を実施するサンドイッチプログラム

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