植物工場 千葉大学拠点では太陽光・人工光や培養液などを制御し野菜の安定供給を可能に〜

農林水産省 植物工場 実証・展示・研修事業 千葉大学拠点

人と環境にやさしい 高品質・高収量・計画的植物生産とその普及促進のために

 革新的技術開発・緊急展開事業 成果報告書

革新的技術開発・緊急展開事業 (うち技術開発・成果普及等推進事業)
所管:農林水産省農林水産技術会議事務局


第1編 普及・交流活動(成果報告書)
 国立大学法人千葉大学 日本型施設園芸産業革新化ネットワーク(編纂)
第2編 課題背景整理・情報収集活動(成果報告書
 国立大学法人千葉大学 日本型施設園芸産業革新化ネットワーク(編纂)
第3編 展望とりまとめ活動(成果報告書)
 国立大学法人千葉大学 日本型施設園芸産業革新化ネットワーク(編纂)


 戦略的技術開発体制形成事業

戦略的技術開発体制形成事業事業実施結果の評価結果
所管:農林水産省農林水産技術会議事務局

革新的技術開発体制形成事業実施要綱第6に基づき行った事業実施結果の評価結果が発表されました。
「戦略的技術開発体制形成事業の評価に係る実施要領」(平成30年2月9日付け29農会第835号農林水産技術会議事務局長通知)において定められた、
 @ 事業計画に沿った事業の実施
 A 目標の達成度
 B 事業による効果
の評価項目について、評価検討会での検討を踏まえ、総合的見地から評価結果は以下のとおりであります。

事業実施主体名:千葉大学園芸学研究科
研究ネットワーク名:日本型施設園芸産業革新化ネットワーク
評価:5 (最高評価)


 植物工場施設の見学について

 植物工場とは、施設内で植物の生育環境(光、温度、湿度、CO2濃度、養水分等)を制御して栽培を行う施設です。千葉大学では、環境及び生育のモニタリングを通じて高度な統合環境制御と生育予測を行うことにより、 果菜類などのきわめて高い生産性実現と周年・計画生産が可能となりました。植物工場千葉大学拠点には6つの太陽光利用型植物工場棟、3つの人工光(LED等)利用型植物工場棟、 そして選果・出荷棟、残渣再利用施設及び研修棟などの支援施設があります。

 千葉大学拠点植物工場施設では、見学を受け付けております。見学は予約制で、見学コースと講義付見学コースの2コースあります。尚、見学は中学生以上を対象とさせていただいておりますので予めご了承ください。

農林水産省「千葉大学拠点」植物工場施設の見学は、こちらの「申込み」ページから。

よくあるご質問はこちらからご確認頂けます。→よくあるご質問


農水省 植物工場 実証・展示・研修事業 千葉大学拠点について

 食糧・環境・資源に関する最近の社会状況が人々の植物工場への関心を強めており、その背景には青果の安全・安心等に関する消費者要求業務用加工市場からの安定供給要望温暖化・異常気象等、地球環境的課題への意識省資源・LCA(ライフサイクルアセスメント)・GAP(農産物適正管理)等への認識などがあります。

 また、植物工場は気象・病虫害等の被害リスクを最小にし、植物の生育環境を最適に維持でき、青果物の質的・量的安定供給が可能で、快適な職場環境の実現も可能であることなどが人々の関心を集めている要因でもあります。

 他方では、省エネ技術・知能的制御・ヒートポンプ利用技術・リサイクル技術・バイオ技術等の諸技術実用化が 植物工場の発展を後押しする状況にあるのも事実です。

 このような状況下、農林水産省のモデルハウス型植物工場実証・展示・研修事業 千葉大学拠点として、千葉大学柏の葉キャンパスに、総床面積1ha強、2棟の人工光型植物工場(レタス栽培)、5棟の太陽光型植物工場(トマト栽培)が設置され、2011年に稼働を始、その後、企業との共同研究として、2012年に細霧冷房実証のための太陽光植物工場(イチゴ栽培)、2014年に特殊発砲ポリスチレンドーム型人工光型植物工場(レタス栽培)が追加設置されました。

新着情報

シソで認知症予防?!
植物工場技術で抗アルツハイマー病成分の増量に成功
本件の詳細は、スイス科学雑誌 Frontiers in Plant Science に発表されました。

ORIGINAL RESEARCH ARTICLE
Growth and Accumulation of Secondary Metabolites in Perilla as Affected by Photosynthetic Photon Flux Density and Electrical Conductivity of the Nutrient Solution.
Na Lu, Emmanuel L. Bernardo, Chayanit Tippayadarapanich, Michiko Takagaki, Natsuko Kagawa, and Wataru Yamori
Front. Plant Sci., 04 May 2017

※この研究活動は、千葉大学ファイトケミカル植物分子科学プロジェクトで推進しています。

人材育成 (研修事業)

2019年度植物工場 研修12
■ご案内
 農業人口の急速な減少・高齢化に伴い、少ない人数で効率的な生産を行うことや労働負荷の平準化が強く求められるようになっています。また、そのような視点から周年的な安定・計画生産が可能で、自動化も進めやすい葉菜類の太陽光型/人工光型植物工場に対する関心が急速に高まっています。本研修では、これまでの葉菜類の栽培の特徴をまとめた上で、今後の大規模化や自動化の方向性について模索します。

■「栽培作物別研修【葉菜類】」
■開講期間
 2019年11月14日(木) 〜11月15日(金) 2日間
■受講場所
 千葉大学 環境健康フィールド科学センター 植物工場研修棟A棟1階 研修室

※ 詳細は、人材育成 (研修事業)にて紹介しています。

シンポジウム・セミナー
研修
お知らせ

NPO植物工場研究会
NPO植物工場研究会 植物工場勉強会
お問い合わせ

農林水産省 植物工場
実証・展示・研修事業 千葉大学拠点

国立大学法人 千葉大学
環境健康フィールド科学センター
〒277-0882
千葉県柏市柏の葉6丁目2番1号
TEL/FAX:04-7137-8312
【受付】平日10:00〜12:00,13:00〜17:00

お問い合わせはこちらへ

千葉大学