生産活動について

安全な園芸作物・健康機能性植物を提供

 園芸業界の国際化に伴って、近隣のアジア諸国から園芸作物、特に施設野菜などが、日本に多く輸入されるようになりました。そうした動きとは相反して、国内では「健康志向」の高まりと共に、体に良いものを取り入れたいと考える人が多くなり、生産者の顔が見える園芸作物・健康機能性植物への関心が高まっています。
 こうした中で、安全な園芸作物・健康機能性植物の生産および提供を実現するため、千葉大学環境健康フィールド科学センターは、高度化セル成型苗生産利用システムを文部科学省大型特別機械整備費(平成15年度補正予算)により、設立しました。本システムの導入により、労働集約的であった園芸生産からの高度化を図り、育苗・定植コストの大幅削減および育苗技術の安定化を実現することができました。。さらに令和2年度には「障害学生支援スマート種苗生産技術教育システム」(文部科学省基盤的設備等整備分(障害)運営費交付金)として、施設の改修およびバリアフリー化に遂げ、新たに生まれ変わりました。

障害学生支援スマート種苗生産技術教育システムの詳細はこちら

生産・販売方針

  • 生産数量の9割以上が受注生産、市場外流通。
  • 育苗は、発芽室・人工光閉鎖型育苗室・育苗ハウス等を活用し、
    均一で高品質な苗の提供を行っています。
  • 試験栽培により、新し商品開発(育種・作型)や生産技術開発行っています。
  • 共同研究や職員・学生らによる研究を積極的に行い
    その成果を生産現場にフィードバックする体制を整えています。
  • 研究成果の発表やセミナーなどによる施設公開を積極的に行っています。

主な商品形態

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主な生産設備


① 自動化播種ライン(人工光閉鎖型育苗室4基、発芽室3基を含む)
② 自動化移植ライン
③ 実習作業棟(発芽室1基を含む)
④ 育苗ハウス(792 m2、高圧ナトリウムランプ19基を含む)
⑤ 栽培ハウス(480 m2 ×2棟、各ハウス気化冷却器2基を含む)
⑥ 栽培ハウス(2連棟:918 m2、459 m2 × 1棟)
⑦ 露地圃場(1428 m2
⑧ 栽培ハウス(100 m2 × 3棟)
⑨ 系統管理温室(100 m2